亜熱帯で笛を吹く。

リコーダーとその他の笛(広義)

初心者がカルチャースクールのフルート講座を申し込んだ話

あまりに楽器に飢えてきた

フルート講座の見学に行ってきました。那覇まで車で行く自信がなかったので、バスで。バス停からの距離が結構あって、ひさびさに運動になりました。

 

小中高と吹奏楽部、大学ではリコーダーサークルをやっていて、日常的に楽器を演奏していました。しかし、社会人になってからはなかなか時間が取れず…。

時間もそうですが、一緒に吹いてくれる人がいないというのも寂しい。地元の吹団にサックスで加わる…というのも何度も考えたのですが、そもそも楽器持っていないし、ランニングコストも高いし、吹奏楽の人間関係には正直苦しめられていたし…などなど色々ありまして。結局、社会人になってから1年、休日に家で所持楽器を全部広げて一人で吹く日々が続きました。

 

ずっとアンサンブルでやってきた人間なので、とにかく物足りない。おまけに目標となる発表会などもなく漫然とやっているので曲は進まない。技術はむしろガタガタ落ちていっている気がする。

ずっと音楽は私の生活にあったものなのに、このままじゃダメだと思いました。

私が私じゃなくなってしまうのではないかと怖くなってしまうくらいに。

 

意外といないリコーダー吹き

最初はリコーダー教室を探しました。プラ管だけどソプラノ~バスまで自前で持ってますし、きっとプレイヤー人口も多いでしょと思ってました。

が、甘かった…。

沖縄には(おそらく)プロのリコーダー奏者はいません。

マチュアサークルはあるみたいですが、地域的に厳しいのと、サークルに飛び込む度胸がない。それに、技術ガタ落ちも気になっていたので、指導者が欲しかったんです。やりたいのも、どちらかというとバロックだったし。

 

かなり途方に暮れました。

 

フルートにたどり着くまで

どうしよう?コレまで通り一人で吹くの?吹奏楽は厳しいけど、やっぱりサックスを買って大人のヤマハにでも通おうか?それともオカリナやハーモニカみたいな、比較的手軽な楽器にしようか。買うだけ買ったウクレレをどうにかする…?

 

とにかく色々考えました。

その中で譲れないのは

  1. 吹奏楽器であること
  2. 指導者がいること
  3. アンサンブルができること
  4. レッスン費用が月1万以内に収まること

でした。

う~~~ん、レッスン費用を抑えるなら、個人教室よりカルチャースクールかなぁ…ということで、カルチャースクール探しの旅へ。

通える曜日と時間と場所を満たしている楽器講座を比較。色々あったのですが、フルートをみたときに思い出しました。

 

そういえば、トラヴェルソ吹きたかったな…

 

学生時代にご縁があって古楽に触れる機会があって。そこで聞いたトラヴェルソの素朴な音が好きで、アウロスにプラヴェルソがあると知った瞬間、これはいずれ買うと決意を固め、その布石としてヤマハのファイフまで買ってピーヒョロやってました。が、独学の限界があり、どうもアンブシュアが決まらずまともに音がでない。これは独学ヤバいぞ…という感覚があったのでした。

 

フルートの基本押さえれば、ファイフももっと吹けるし、トラヴェルソにも一歩近づけるのでは!?そしてあわよくば同じ趣味の人がいれば二重奏とかもできるかも!?

 

あまりに高まってしまって、つい申し込んじゃいました。

 

今回申し込んだ講座

今回見学した講座は基礎練習と、ニューミュージック系のデュオがメインのようでした。

レベルについては、一応楽器経験はあるのもあってすぐに追いつけそうかなという感じ。

楽器を無料で貸してくれるのが一番ありがたいです。給付金で買おうと思ってましたが、最初は本当に続けられるのか試したかったので。安いのだと6万円で安い!!!!と思ってましたが、給料と比較すると高いよ。

曲も、やりたいのはバロックではありますがそれはトラヴェルソでの話。モダンフルートではとにかく横笛の基本を学びたいところなので、ミュージック系でも全然いいなと思いました。

年齢層高めでしたが、和気あいあいやっていて、いいなぁと思いました。デュオメインでやるのもアンサンブルやりたい派として嬉しい。

 

そのまま勢いに任せて入会の予約をしました。

しばらく、フルートを頑張ってみようと思います。